家族信託で不動産管理を万全に！
- 家族信託の事例紹介
- 2023/8/29
- 2023/8/29
家族信託を利用した不動産管理の事例をご紹介！
娘さんから母が高齢（８５歳）で認知力が衰えてきたので今後の財産管理をスムーズに行いたいとのご相談をいただき、公正証書と私文書の両面からの家族信託契約をご提案させて頂きました。
調べて知った『家族信託』
ご依頼者様方にお話しを伺うったところ、お母様の介護が現実的な問題となるなかで、
「介護にかかる費用はどうしたら良いの？」
「私達の生活もあるので出来れば母の財産から賄いたいけど…。」
「認知症が発症すると銀行口座の凍結や不動産の売却もできなくなってしまうかも…。」
と不安を感じながら認知症対策について調べられたそうです。
当初は成年後見人制度を考えていたのですが、後見人へ支払う費用負担が大きく、ご家族の希望も中々通らないことがあるというネガティブな情報を見つけるたびに、他に方法はないのかと調べていくうちに『家族信託』という解決方法を見つけられたとのことです。
未登記物件がある場合はどうなるの？
ご依頼者様へ最適な信託設計をご提案する中で、一部の不動産が登記されていないことが分かりました。
そこでご依頼者様へ
- 登記がされていない不動産はご依頼者様の判断で売買ができないこと
- 公文書（公正証書）には記載することができないこと
をご説明させて頂いたところ、「あらためて登記することは考えていないが、解体することができないと未登記の不動産だけが残ってしまうので困る。」とのことでした。
そこで未登記の不動産については、公正証書とは別に信託契約書（私文書）を作成しての解決をご提案させて頂きました。
安心してお母様の介護へ
ご依頼者様のお母様は、身体が不自由であるものの会話の受け答えはしっかりされており、無事、家族信託契約を結ぶことができました。
家族信託では、母の財産を第三者（後見人など）を介さずに管理できるので費用負担を抑えることができ、信託された財産（不動産や金銭など）はご依頼者様の判断で管理・運用ができ、介護費用などを賄うために不動産を売却することもできます。
ご依頼者様からは「安心して母の介護と家族の生活を両立」することができて、将来的な心配が解消できたとお喜びの声をいただきました。
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ご相談お待ちしております。